身だしなみ

SPFとPAって何?知っておきたい日焼け止めの基本

メンズでも日焼け止めを塗るのが当たり前になりつつある昨今。

 

日焼け止めには必ず「SPFとPAの数値」が表示されています。

今では日焼け止めだけでなく、BBクリームや美容液にも表示されるようになりました。

しかし、この2つの数値をちゃんと理解している人は実は少ないのではないでしょうか?

 

こんにちは。

大人男子ラボ 編集長の宮永 えいとです。

今回はSPFとPAってなに?「日焼け止めの基礎知識」をご紹介します!

  • 3つの紫外線に関する知識
  • SPFとPAとは
  • 適切な日焼け止めの選び方

など、日焼け止め選びに必要な基本をお伝えしていきます。

適切な日焼け止めを選んで、暑い夏を乗り越えましょう!

 

知っておきたい!紫外線の基礎知識

紫外線は夏場だけのものと思っていませんか?

実は紫外線は一年通して地上に降り注いでおり、そのピークとなるのが夏場なのです。

 

紫外線は3月頃から増え始め、6〜8月にかけてピークを迎えます。

なので、日焼け止めは春先から塗っておくのがベストです。

 

紫外線には3つの種類がある

紫外線には3つの種類があり、それぞれ皮膚に与える影響は違います。

 

UVA

  • 肌が黒くなる
  • シワやたるみなどの原因になる

UVAは、肌の色を黒くする紫外線です。

日焼けで黒くなる原因はこのUVAにあります。

 

雲や窓ガラスなども通過するので、室内でも油断大敵な紫外線です。

肌の奥深くにある真皮にまで到達し、シワやたるみなど肌老化の原因にもなります。

UVAは、日焼け止めのPA値と関係してきます。

 

UVB

  • 肌の炎症を起こす
  • シミ・ソバカスなどの原因になる

UVBは、肌に炎症を起こす紫外線です。

日焼けで赤くヒリヒリする原因はこのUVBにあります。

 

UVBは窓ガラスを通過することはありません。

しかしメラニン色素を増加させるので、シミ・ソバカスの原因にもなります。

UVBは、日焼け止めのSPF値と関係してきます。

 

UVC

UVCは、オゾン層で吸収されるため地上に降り注ぐことはありません。

しかし万が一UVCを浴びた場合は、目の炎症や皮膚がんなど深刻な影響をもたらします。

紫外線の中でも最も有害な紫外線です。

 

とは言え、紫外線も悪いことばかりではない

人体や美容にとって悪い影響しかないように思える紫外線ですが、メリットも存在します。

 

ビタミンDを作ってくれる

紫外線は、「ビタミンD」を体内で生成するのに必要不可欠です。

 

ビタミンDにはカルシウムの吸収を促進し、骨の形成や筋力を高める効果があります。

食事からも摂取はできますが、食事で必要な量を摂取するのは現実的ではありません。

 

約1時間日光を浴びることで、1日に必要なビタミンDを摂取することができます。

 

メンタルの維持に必要である

人間は日光を浴びると「セロトニン」が分泌されます。

セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神を安定させたり脳の動きを活発にする働きがあります。

 

適度に日光を浴びることで、メンタルの維持と安定に繋がるのです。

 

紫外線のまとめ

【メリット】

  • ビタミンDを生成する
  • メンタルを安定させる

【デメリット】

  • UVAは、シワやたるみの原因になる
  • UVBは、シミやそばかすの原因になる

 

必ず覚えたい!SPFとPAの意味

SPFとPAは、それぞれ異なる紫外線から肌を保護してくれる値です。

それぞれを理解しておくことで、ライフスタイルやシチュエーションに合った日焼け止めを選ぶことができます。

 

SPF(Sun Protection Factor

SPFは、UVB波から肌を守る効果を示す値です。

Sun Protection Factorの略称となります。

つまり、肌が赤くなりヒリヒリする日焼けから肌を守ってくれる値です。

 

SPFの数値は

「日焼け止めを塗らない場合と比較して、どれくらいの時間UVBによる炎症を防げるか」

を示しています。

 

例えば

「30分で肌が赤くなってしまう人がSPF50の日焼け止めを塗った」とすると

30×50=1500分(約25時間)

約25時間、肌が赤くなるのを防いでくれるという計算になります。

 

赤くなるまでの時間には個人差があり、適切に日焼け止めを使用した場合の時間になります。

実際は汗や摩擦といった要因で日焼け止めも落ちてしまうので、

あくまで目安として捉えておきましょう。

 

SPF値は50が最大であり、数値が高いほどUVB波から肌を守る効果が強くなります。

50以上の値になると50+という表記になり、より強力に保護してくれます。

 

PA(Protection Grade of UVA)

PAは、UVA波から肌を守る効果を示す指標です。

Protection Grade of UVAの略称となります。

つまり、肌が黒くなる日焼けから肌を守ってくれる値です。

 

PAの数値は

  • PA+
  • PA++
  • PA+++
  • PA++++

の4段階で表記されており、+の数が多いほどUVA波から肌を守る効果が強くなります。

 

SPFとPA値が高い方が良いのか?

 

実は、必ずしもSPFとPA値が高い日焼け止めを選べば良いというわけでもありません。

 

値が高くなればその分コストも高くなり「ケチって適切な使用量を使えていない…」なんてことも。

値が高いと安心してしまい「朝だけ塗って塗り直さない」というミスにも繋がります。

これらは、結果的に日焼けをする原因となります。

 

日焼け止めは、どんな条件でも「2時間ごと」の塗り直しが基本です。

値に限らずこまめに塗り直すことで、紫外線から適切に肌を守ることができます。

 

なので、必ずしもSPFとPA値が高い日焼け止めを選べば良いということではないのです。

むしろ日焼け止めは、好みのタイプや肌質に合ったものを選ぶことの方が重要。

 

また、日焼け止めだけに頼らず、

サングラスや日傘などのアイテムを活用することも大切です。

日焼け止めの使い方と紫外線対策グッズはこちらをチェック!

 

SPF・PAのまとめ

  • SPFは、肌が赤くなる日焼け(UVB)から守ってくれる値
  • PAは、肌が黒くなる日焼け(UVA)から守ってくれる値
  • SPF・PAが「高い=良い」でなない
  • 日焼け止めは、2時間ごとに塗り直すのが大事

 

シーン別!適切な日焼け止めの選び方

日焼け止めはSPFとPA値の高さだけでなく、ライフスタイルに合わせて選ぶことも大切。

それぞれオススメの値の日焼け止めを紹介します。

 

日常生活で使うなら

通勤・通学時の日焼け対策やちょっとした買い物なら

  • SPF30〜
  • PA++〜

の日焼け止めがオススメ。

 

コスパの良い日焼け止めも多く、たっぷり使うのにも適しているので毎日の日焼け止めに最適です。

ローションタイプからスプレーまで、幅広くタイプが出ているので好みのものを選んでみましょう。

 

【日常使いならコレ!】

NIVEA SUN
ウォータープロテクトジェル
¥829(税込)/ 140g

コスパが良く、日常使いに最適の日焼け止め!
ジェルタイプで伸びも馴染みも良く、スーッと馴染んでくれます。
使いやすいボトルタイプなのも◎

Amazonで購入楽天市場で購入

 

スポーツやアウトドアで使うなら

スポーツやアウトドアで使うなら

  • SPF50〜
  • PA+++〜

の日焼け止めがオススメ。

 

更に汗などの水分で落ちにくいウォータープルーフ機能がついたものが良いでしょう。

1日日差しに晒されるので、値は高めのものを用意しておくのが確実です。

 

【スポーツやアウトドアならコレ!】

ALLIE
クロノビューティージェル UV EX
¥2,089(税込)/ 90g

体を動かすと気になる汗・擦れに強い日焼け止め!
ジェルタイプなので、伸びも良く馴染みも◎
水にも強く海やプールにもオススメ!

Amazonで購入楽天市場で購入

 

フェスなど夏の炎天下で使うなら

フェスなど夏の炎天下で使うなら

  • SPF50+
  • PA++++

の日焼け止めがオススメ。

 

嫌でも汗をかくので、ウォータープルーフ機能がついたものを選びましょう。

また2時間ごとの塗り直しも忘れずに行いましょう。

日焼け止めだけでなく、ハットやサングラスも忘れずに着用すると◎

 

【フェスや夏の炎天下ならコレ!】

ANESSA
パーフェクトUV マイルドミルク
¥2,473(税込)/ 60ml

炎天下でも絶対に焼きたくないならアネッサ。
敏感肌用なので、肌が気になる方でも使えます。
ウォータープルーフなので汗にも強いのが◎

Amazonで購入楽天市場で購入


SPFとPAの意味を正しく理解することで、適切な日焼け止めを選ぶことができます。

また、適度な紫外線を浴びることも健康には欠かせない行動です。

その日のスケジュールや、自分のライフスタイルに合った日焼け止めを選んでみましょう!

 

日焼け止めのルールや使い方はこちらの記事をチェック!

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