「美容師さんにやってもらうドライと自分でやるドライ、なんか違うんだよな…」
そんな経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか?
普段何となく使っているドライヤーにも、実は”きれいに魅せるテクニック”があります。
今回はドライヤー1つで「きれいな毛流れやシルエットを作る方法」をお伝えします。
センターパートからマッシュまで、幅広いスタイルで使えるテクニックなので是非毎日のスタイリングの参考にしてみてください。
乾かす前の下準備
乾かす前にくしを使って髪をとかしていきます。
ポイントはつむじを中心にして放射状にとかすこと。
「前・後・左・右・各斜め」の8方向を意識して髪をとかしていきましょう。
放射状に髪をとくことで、正しい位置に髪を下ろすことができます。
トップの乾かし方
つむじ〜前髪の”モヒカンライン”と呼ばれる部分を乾かしていきます。
根元を少し立ち上げるように乾かしていきます。ポイントは根元を狙って風を当てるイメージで乾かしていくこと。
そうすることで根元のみ立ち上がり、中間〜毛先はドライヤーの予熱によって勝手に乾いてくれます。
引っ張り過ぎずに手ぐしを通すイメージで持ち上げると、ふんわりとしたナチュラルな立ち上がりを作ることができます。
サイドの乾かし方
サイドは根元を潰すように乾かしてしていきましょう。
後ろから前に風を当てることで、キレイに根元を潰すことができます。
サイドは特にハチ周りが膨らみやすくなるのが特徴です。
このハチ周りの膨らみを抑えることで、シルエットがコンパクトにまとまります。
大人男子LABO 豆知識
日本人の多くは
・頭のハチが張っていてシルエットが膨らんで見えやすい
・後頭部に丸みがなくシルエットが平坦になってしまう (絶壁と呼ばれています)
という骨格上の特徴があります。
どちらも今回紹介しているドライ方法でカバーすることが可能です。
骨格はドライだけでなく、カットやスタイリングでもカバーできます。お悩みの方は美容師さんに相談してみましょう。
前髪の乾かし方
前髪は流す方向や立ち上げ方で最も印象の違いが出る部位です。
今回はきれいな前髪の毛流れの作り方を紹介します。
根元を流したい逆の方向から乾かす
前髪は流したい方向とは逆の方向に乾かしていくのがポイントです。
今回は左に流したいので、右から風を当てていきます。
トップと同様に、まずは根元を狙って乾かしていきましょう。この時に中間〜毛先まで乾かさないように注意が必要です。
中間〜毛先は流したい方向に乾かす
根元が逆の方向に流れたら、中間〜毛先を流したい方向に乾かしていきます。
大人男子LABO 豆知識
「何故逆から乾かすの?」
流したい方向に根本から風を当ててしまうと、直線的で不自然な前髪になってしまいます。
前髪を流すときは「C」や「J」のように緩やかなカーブを描いた前髪が理想的。
根元を逆の方向から乾かした後に中間〜毛先を流したい方向にドライすることで、緩やかなカーブを描きます。
この工程を挟むことで、ナチュラルでキレイな毛流れを作ることができます。
毛流れを調整する
最後に毛流れの終わりにあたる毛先を摘んで、少し曲げながら乾かしましょう。
毛先の最後までまとまりのあるきれいな毛流れを作ることができます。
後頭部の乾かし方
後頭部はトップと同様に、根元を狙って乾かしていきましょう。
ポイントは下から上へ一気に風を当てること。
後頭部の絶壁やハチ周りの窪みなど根元から自然と立ち上がり、丸みを帯びた綺麗な後頭部に仕上がります。
逆に襟足付近は首に沿わせるように、ピタッと抑えて乾かしましょう。
抑えることで後頭部のシルエットも綺麗に見せることができ、スタイル全体に締まりが生まれます。
完成
ドライの工程はこれで完了です。
前髪はキレイな毛流れが作れています。
サイドの膨らみを抑え、後頭部は丸みを帯びたことでキレイなシルエットに仕上がりました。
今回紹介したポイントを抑えるだけで、美容師さんのようなドライテクニックを自分で再現することができます。
是非毎日のスタイリングに取り入れてみてください。
youtubeでも解説していますので、合わせてこちらもご覧ください。