「社会人って、人と会う数は増えるのに “友達” はむしろ減っていく気がする──」。
仕事が終わった帰り道、ふとそんな違和感に襲われたことはありませんか?
気がつけば交流があるのは仕事関係の人たちばかり。
学生時代のような何でも気兼ねなく何でも話せる友達はもういなくなった・・・なんて人も多いのでしょう。
ですが、心の衛生環境を整えるために"友達"という存在は居るに越したことはありません。
そこで今回は大人になってからの友達の作り方について、徹底解説していきます。

大人男子ラボ(OTONA DANSHI LABO)
Contents
なぜ大人(社会人)になると友達が減るのか
大人の友達の作り方を解説していく前に、なぜ大人(社会人)なると友達は減っていくのでしょうか。
その原因を明らかにしておきましょう!
ライフステージの変化
社会人になると、時間とエネルギーが“他人と共有できる余白”から“自分と家族へ投資する固定費”に置き換わります。
たとえば学生時代に毎週のように顔を合わせていた同級生とは、今や転勤や子育て、資格勉強などそれぞれのフェーズに分かれ、同じ曜日・時間帯に予定を合わせるだけでもひと苦労。
互いのタイムラインがバラバラになることが、友情を更新するチャンスをじわじわと奪っていきます。
特にライフステージに差が生じると遊びや飲みに誘うのにも、相手に何か予定があるのではないかと遠慮してしまいがちに。
そんなライフステージの変化により、物理的にも精神的にも“余白”が削られるため、そもそもの友情が育つ条件が揃いづらくなっているのです。
コミュニティーの変化
教室や部活のように「決まった時間に同じ場所に集まる」仕組みを持たない社会人は、意識的に場を選ばない限り出会いの母数が増えません。
会社はある意味最大のコミュニティーですが、そこには評価・利害・上下関係がつきもの。
利害を感じさせずに雑談できる同僚は貴重な存在ですが、会社で知り合った人はオフィス出たとしても"会社の人"であることには変わりません。
また、SNSは「いいね」を気軽に送れる分、リアルで会うまでのハードルは高く深い関係には発展しずらいです。
リモート勤務や時短勤務により、オフィス後の飲み会文化も縮小していることも原因の1つでしょう。
結果として“フラットに繋がれる横のコミュニティー”が極端に不足しているのです。
自立・価値観の成熟
年齢を重ねるほど「自分はこういう人間だ」という軸が太くなります。
軸が強いこと自体は魅力ですが、同時に“違いを面白がる余裕”を奪いがち。
同じアニメが好き、自分と近い年収帯など、共通点で相手をフィルタリングした瞬間に、まだ見ぬ交友関係への扉は閉じてしまいます。
つまり、選択肢が多いはずの大人こそ“選ばない”ことで出会いを失っているのです。
大人の友達の作り方|鍵は”わかりやすい人”でいること
大人(社会人)の世界で新しい友達を作るには、「あなたは何者なのか」を周囲に理解してもらう速度が勝負です。
友達を作るために鍵となるのは「”わかりやすい人”でいること」です。
人は、ハッキリと予想できることを好みます。
わかりやすい人に人が集まるのは、「この人なら大丈夫」と心理的な安心感を与えているから。
まずは自分から心を開いて、他人の警戒心を和らげることが距離を縮めるキッカケには必要です。
ここからはそんな大人の友達の作り方で最も重要なわかりやすい人”でいるための方法をご紹介していきます!
自分の好きを公言する
「サウナ×クラフトビール」「週末は絶対に美術館」「深夜のロードバイク」など、内容は何でも構いません。
旗を高く掲げるほど、同好の士が引き寄せられてきます。
趣味がニッチならむしろ歓迎され、小さな共感は大人の友情を深堀りする最短ルートです。
SNSのアカウントに鍵をかけていませんか?
セキュリティー面を考えた鍵垢ならば仕方ありませんが、あなたが友達を増やしたいと思っているなら話は別。
プロフィール画像1枚だけしか情報がない状態と他の投稿も見れる状態では、他人から見たあなたのわかりやすさは雲泥の差です。
積極的に自分の好きを公言し、共感が生まれる可能性を絶やさないようにしていきましょう!
表情を豊かな「いい人オーラ」を纏う
ビジネス現場では“無表情=デフォルト”でも、友達作りのフェーズでは逆作用。
目が合った瞬間に口角が上がる、リアクションが 0.2 秒早い──それだけで「この人は敵じゃない」と直感的に伝わります。
心理学的には、初対面の印象は8秒で決まると言われます。
その8秒で“話しかけても大丈夫”というサインを送ることが、次の8年間を左右するかもしれません。
見た目でポジティブな雰囲気を醸し出すためには、機嫌よくいることが重要。
自然と穏やかな表情や雰囲気を作り出すことに繋がり、話しかけやすくなるでしょう!
オープンマインドを心掛ける
誘われたゴルフに乗ってみる、未経験のボランティアに足を運ぶ。
このような自分の行動半径を1メートルでも広げる行為にこそ、新しい人間関係の芽が潜んでいます。
しかも「やったことないので教えてください」と頼る行為は、相手の承認欲求も満たすので一石二鳥。
“知らないでいい”と閉鎖的になるのではなく、“新しいことを知る機会”にワクワクするオープンマインドで常にいることを心がけましょう!
リスペクトを忘れない
人は誰しも違う生き物であるため、他人と互いの価値観を完全に"わかり合う"ことはできません。
しかし、互いの価値観を"わかち合う"ことはできます。
地位や年齢より、その人が積み重ねてきた背景にリスペクトを払う。
これさえできれば、相手は一気に心を開きます。
褒め言葉は過剰なくらい具体的に批判よりも“好奇心”を持ち、自分の根掘り葉掘りより、まずは相手のストーリーを聴くように心がけましょう!
白黒思考に気をつける
人が持つ背景はそれぞれ異なります。
自分とは違う価値観に触れた時、それが『良いか、悪いか』の白か黒かで物事を捉えてしまうと人間関係は深まりません。
また、自分の成長機会も逃してしまいます。
「合わない=切る」では、新しい友達候補は常にゼロかイチ。
そんな二元論を手放し、“まあそれもアリ”と認めるグレーの緩衝帯を持つと、交友圏は指数関数的に広がります。
意見が違う場面こそ、「その視点面白いね、詳しく教えて」と言える余裕が大人の醍醐味であることを忘れないようにしましょう!
行きつけを作る
共通の趣味を持つ人たちが集まる場所に、定期的に入り浸るのは大人の交友関係構築に効果的です。
おすすめはあまり規模が大きくないお店。
客同士が水平につながるハブとなってくれる場合があるからです。
大事なのは定期的に“同じ曜日・同じ時間帯”に顔を出すこと。
小さな会釈から深夜の語り合いまで、ルーティン延長線上に自然に生まれる交友関係ほどワクワクするものはないでしょう。
社会的活動や社交場に参加する
ここまで散々述べてきましたが、最後に最も大切なことに触れておきます。
それは、まず“外に出る”というシンプルな行動です。
当たり前ですが、新しい交友関係のほとんどはリアルコミュニケーションで生まれています。
スマホの画面で仲良くなっても、より関係を深めるためにはその人と合わなければなりません。
であれば、最初からリアルで知り合った方が友達を作るには手っ取り早いと思いませんか?
疲れが溜まった休みこそ、心の衛生環境を整えに外に出るようにしましょう!
大人の友達の作り方まとめ
社会人になって友達を作る方法は、就活の自己 PR に似ています。
あなたという人間を 「わかりやすいタグ」として外部に提示し、相手のストーリーに敬意を払い、違いを面白がる余裕を持つ。
その3点さえ意識すれば、年齢や環境に関係なく友情は育ちます。
今日からできる小さな一歩は、SNSのプロフィールを更新することかもしれません。
あるいは、ずっと気になっていた近所の小さなバーに一人で入ることかもしれません。
大人になった今こそ、自分の意思でコミュニティーを選び、友情を“設計”する楽しさを味わってみてください。
OTONA DANSHI LABOは、そのチャレンジを全力で後押しします!